いよいよ薔薇の蕾も膨らんで・・・・
待ちに待ったバラの季節がやって参りました。
5月に入るとふくらんだ蕾に色が見え始め、花が開き始めます。
庭やベランダで咲く最初の一輪は何とも初々しくまた美しく、飽かずにじっと眺めて
「バラを作っていて良かった」と思うひとときです。
最近は薔薇愛好家も増えてきましたので、日本バラ会より
『5月のばらの手入れ方法』がメールで届きましたのでここにアップします。
5月の作業です。
1.灌水=花時は水を欲しがります。
枝葉が勢いよく伸びる時期となりました。
バラは水に溶けた肥料分を地中に張りめぐらした毛根で呼吸して栄養源としています。
気温の上昇に伴って葉からの水分蒸発も多くなりますので、
開花に向かって精一杯枝葉を伸ばし蕾をふくらませている
元気なバラは多量の水を要求します。
晴天が続けば週1回はたっぷり灌水しましょう。
2.追肥=新苗以外は追肥は不要
これから花を咲かせようとしている時に肥料が効いてくると
花に締まりがなくなり花本来の美を損ねます。
きりっとした花を咲かせるために、蕾に色がみえてきたころから追肥は控えましょう。
3.薬剤散布=開花前に集中的に
開花前の5月上旬に薬剤を2回ほど連続散布して、
極力病気がでないような手を打っておき、
特に病害虫の発生がなければ花が一段落するまで薬剤散布は休みます。
<5月初旬の連続散布薬剤の例>※水1リットル当たり
・オルトラン水和剤 1グラム(1000倍)
・ダニコール1000 1ミリリットル(1000倍)
・サプロール 1ミリリットル(1000倍)
・ミラネシン 1グラム(1000倍)
なお、ハダニが出始めた場合はニッソランV、オダサン等の
ハダニ用薬剤を1種類ずつ交互に混ぜて下さい。
4.花枝の調整=最終目標の花数にする(ハイブリット系)
欲ばって全ての蕾を咲かせると花は互いに栄養を奪い合って
貧弱になってしまいます。
「木に見合った数の良い花を咲かせる」という目的で花枝を整理しましょう。
咲かせる花数の基準(目安として)は
・親指大の枝に・・・・・3花咲かせる
・人差指大の枝に・・・・2花咲かせる
・小指大の枝に・・・・・1花咲かせる
以上の3点が基本となります。
5月上旬ごろの最後の仕上げでこの数にしましょう。
少しは参考になりましたでしょうか?